【お知らせ】2018年度以降の活動について

「特定非営利活動法人多文化共生センター大阪」の今後の活動についてのお知らせ

いつも当法人をご支援くださりありがとうございます。

2017年6月22日に開催しました会員総会におきまして、2018年度以降の当法人の活動について審議し、以下のとおり承認を受けました。

【当法人の2018年度以降の活動について】

現在実施している活動の実態に沿い、それぞれの活動の発展を図るため、当法人は2017年度末(2018年3月31日)をもって活動を終了する。現在の活動の解散後のあり方や、残余資産の配分先を理事会で議決し、次期総会に諮った上で正式に法人を解散する。

この総会議決を受け、「特定非営利活動法人多文化共生センター大阪」は2017年度末(2018年3月31日)をもって、法人としての活動を終了する方向で準備を進めることとなりました。

当法人のルーツは、1995年の阪神・淡路大震災で被災した外国人へ情報提供を行うために設立した「外国人地震情報センター」にあります。災害時の多言語による情報提供を通して、日常の多文化共生社会の必要性を実感した仲間とともに、1995年10月に設立したのが当法人の前身である「多文化共生センター」でした。多言語での情報提供や医療保健、子どもに関するプロジェクトを展開し、FMCOCOLOでの番組作成などにも取り組みました。その後活動は京都、神戸、広島、東京にも広がりましたが、2006年により地域に密着した活動を行うため、5つの団体に独立することとなり、大阪での活動は「多文化共生センター大阪」として再スタートいたしました。

再スタート後は、当法人では外国にルーツを持つ子どもおよびその家庭への支援事業を中心に、主に大阪市淀川区や西淀川区で活動を続けてきました。活動が進展する中で、子どもの学習と居場所づくり、高校進学に特化した学習塾、外国人多住地域での親子支援、理念やスキルを学ぶための講演・セミナーといった事業ごとの専門化が進み、活動場所も異なることから、各々が専門性をより活かせる組織のあり方を検討してきました。その結果、法人を解散し、それぞれ個別の事業主体として活動することがよいとの結論に至りました。

 

現在、実施している事業につきましては、2018年4月以降は以下のかたちで活動の継続を予定しています。

 

1.子どもの学習と居場所づくり(サタデイクラス、大阪市北区)

→NPO法人おおさかこども多文化センターが事業主体として継承の予定

2.高校進学に特化した学習塾(たぶんか進学塾、大阪市西区)

→新たな塾経営の事業体を2017年度中に設立予定

3.外国人多住地域での親子支援(大阪市西淀川区)

→大阪市西淀川区での地域活動へ継承の予定

4.理念やスキルを学ぶための講演・セミナー

→(一財)ダイバーシティ研究所が継承

 

これまでのみなさまからのご支援、ご協力に厚く御礼申し上げますとともに、引き続きご指導を賜りますようなにとぞよろしくお願いいたします。

 

2017年6月23日

特定非営利活動法人多文化共生センター大阪
代表理事 田村太郎

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